基本理念

人類はこれまで、数千年にわたって『知の体系』を築き上げてきました。先人の見出した"宇宙の真理"や "経験的法則"といった「智慧」は営々と集積・構築され、その成果は、たとえば<曼荼羅>などといった形式 を通して視覚的にも表現されてきました。
ところで、"高度情報化社会"と称されるこの現代ならではの <曼荼羅>=『知のシステム』
―――――それが「コンピュータ/ネットワーク」の世界でしょう。
しかもこの、"現代の曼荼羅"は、その規模と体系の精度が、日ごとに急激な勢いで高まっている点に大き な特徴があります。この傾向は今後もますます加速され、将来は、私たちの日常生活のありとあらゆる場面 で、コンピュータ/ネットワークが私たちの耳目の延長であるかのように働いていることでしょう。
実際、そうした環境はすでに形成されつつあり、当然その背後には、きわめて高質で信頼性の高いソフトウ ェア群が活躍しているのです。
そうした、コンピュータ/ネットワーク環境の拡大が、あたかも人間の五感の無限大の拡張であるような世 界を構築するために
―――――そのために、知見は、全ての叡智を結集させているのです。